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伊坂幸太郎さんの双子兄弟の話「フーガはユーガ」を読んだ感想

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この記事にはネタバレを含みます。

2018年に出版され、2019年の本屋大賞にもノミネートされた、伊坂幸太郎さんの作品「フーガはユーガ」を読みました。

今回はその感想を書いていきたいと思います。

あらすじ

父親から暴力を受け、母親には捨てられた双子の男の子たちのお話です。

男の子たちは、誕生日にだけ2時間おきに居場所が入れ替わる、という特殊能力を持っています。

その能力を活かして、どういうふうに生きているか、そんな日常を描いた作品です。

子育て世代には怖いかも?

この作品の中で、主人公たちの父親はひどい男でした。

ですが、第三者からはそのようなことはわかりませんよね?

主人公と仲良くしていた男の子が、「主人公の父親」に気を許してしまい、ひどい目にあうシーンがありました。

こどもを育てるとき、「知らない人にはついていかない」と教えますよね?

でも、この「主人公の父親」は「知っている人」なんです。

「知っている人でもついていったらダメだよ」ということを、自分の子には教えたいと思いました。

でも、残念ながらいい絵本はないようなのですよね・・・

ないなら作るしかないのかな?と考えている最近です。

生死に無頓着

伊坂幸太郎さんの作品に共通するのは、主人公たちが生死に無頓着、ということだと思っています。

今回の作品は、主人公の1人称視点で描かれていることがほとんどですが、主人公が死んだ後も生きていたときと全く変わりなく1人称視点で物語が進んでいきます。

生きているのだから、いずれ死ぬのは普通のこと、そんな印象を受ける作品だと思います。

まとめ

やっぱり伊坂幸太郎さんの作品は読みやすくて、面白いです。

登場人物たちが繋がっていったり、場所が繋がっていったりするところも面白いですね。

ですが、今回の作品は小学生の子が犠牲になるシーン等もあり・・・

子育て世代の私としては、自分のこどもは被害にあわないだろうか、と少し不安になってしまいました。

そうならないように、しっかり危ないことを伝えていきたいと思います。

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