※本記事掲載のリンクにはアフィリエイトリンクが含まれています。
「TOEICが高得点でも英語が話せない」と聞くけど、TOEICって意味あるの?
一般的にTOEICと言えばTOEIC L&Rを示すかな。
そちらは話す・書く技能は測定対象外だけど、話す・書く能力を評価するTOEICもあるよ。
ビジネスマンの多くはTOEICの点数を意識したことがあるのではないでしょうか?
あなたは何点からが高得点だと思いますか?私は800点くらいから高得点だと思います。
しかし、高得点を取っている人たちは「800点とっても話せない」とも言います。
英語を使えることとTOEICの点数に関係はないのでしょうか?
TOEICとは?
TOEICには現在大きく分けて2種類のものがあります。
1つはTOEIC L&R、つまりListning & Reading。聞く能力と読む能力を測定しますね。
一般的に「TOEIC」と言えば「TOEIC L&R」のことを指し、こちらは990点満点です。
もう一つはTOEIC S&W、つまりSpeaking & Writing。こちらは話す能力と書く能力を測定します。
こちらは2007年から開始され、まだ認知度が低いかもしれません。満点は400点ですよ。
TOEIC L&R
一般的にTOEICと呼ばれる「TOEIC L&R」は、ほぼ毎月行われています。(※開催地にもよりますが)
午前、午後の2回の試験があり、受験料は7810円(税込み、2023/08/01現在)です。
※1回受験したら、半年後~3か月間に実施のTOEIC L&Rテストは1回のみ7150円(税込み)で受けられます。リピート受験者に優しいですね。
以前は正午をまたいだ1回しか試験がなかったので、いつご飯を食べるか悩みましたから…
午前、午後と分かれて、ご飯の時間を考えなくていいのはありがたいです。
各セクションの試験時間、点数配分は下の図のとおりです。
試験時間 | 満点 | |
---|---|---|
Listening | 約45分間 | 450 |
Reading | 約75分間 | 450 |
2時間英語漬け、という経験がないため、久々の受験者は集中力との戦いとなるかもしれません。
疲れていると眠くなったりもしますから、まずは体調を整えて臨んでくださいね。
一朝一夕で点数が上がるようなテストでもないと思いますから。
TOEIC S&W
馴染みのないTOEIC S&Wも基本的に月1回開催されています。(※開催地にもよりますが)
そして、午前・午後の試験から好きな方を選ぶことができますよ。
受験料はL&Rのテストよりも高く、10,450円(税込み)です。
ただし、L&Rが受験地の変更やキャンセルができず、また直前に申し込むこともできませんが、
S&Wはお金を払えば受験地の変更ができたり、キャンセルすれば半分くらいはお金がかえってきたり、
空きがあれば割高料金になりますが、テストの1週間くらい前まで申し込みを受け付けてくれています。
そもそもの受付期間も試験の2週間前くらいまでやっていてくれますから、予定が確認しやすいですね。
各セクションの試験時間、点数配分は下の図のとおりです。
試験時間 | 満点 | |
---|---|---|
Speaking | 約20分 | 200 |
Writing | 約60分 | 200 |
20分も英語を話そうとしたり、60分間も英語で何かを書こうとする機会は少ないですから、やはりこれも難しそうです。
英語レベル(CEFR)は?
CEFRとは正式名称はThe Common European Framework of Reference for Languagesという語学力を示す国際標準規格です。
欧米ではTOEIC 〇〇点と言っても語学力は伝わりません。
国際的な人物を目指すのであれば、CEFRで自分の語学レベルを説明できるようにしたいですね。
TOEICの点数をCEFRのレベルに換算した表は、下記のようになります。
だいたいのレベル感 (管理者追記) | CEFR level | Listening | Reading | Speaking | Writing |
---|---|---|---|---|---|
一人でなんでもできる | C1 | 490~ | 455~ | 180~ | 180~ |
ビジネスマン(非ネイティブ)の標準 | B2 | 400~ | 385~ | 160~ | 150~ |
旅行で多少会話が できる | B1 | 275~ | 275~ | 120~ | 120~ |
基本的な日常会話は できる | A2 | 110~ | 115~ | 90~ | 70~ |
単語や日常表現が 少しわかる | A1 | 60~ | 60~ | 50~ | 30~ |
この表から考えると、国際的なビジネスマンであれば、TOEIC L&Rでは800点近く取りたいですね。
なお、CEFRのレベルは最高がC2であり、これは学術的な場でも活発に参加できたり、微妙なニュアンス表現も理解できるレベルです。
TOEICでは測定できませんから、その他のテスト(EF SETやIELTS, Cambridge English Scale, Global Scale of English (Person))等で測定してみてください。
参考図書
TOEIC L&R (730点を目指す)
私はTOEICは755点が最高点(2023年5月テスト結果)です。
初めて730点を超えたときに使っていた参考書はこちらの2冊です。
とはいえ、TOEIC L&Rの参考書に関しては多数出ていますので、本屋でパラパラと中身を見て、あなたが一番ワクワクするもの、楽しいと感じたものを選んでくださいね。
有名でも、やらなければ意味がありませんから、やれそうなやつを選んでください。
TOEIC S&W
TOEIC S&Wは今度受験します。
どんなテストか、どんな問題か、も全くわからない人には、こちらの参考書がおすすめですよ。
TOEIC S&Wは受験票がなく、当日認定スコアシートのための写真を撮るなど、TOEIC L&Rと違う流れとなっています。
テスト形式にまごつき、実力が発揮できない、ということは避けたいですからね。
まとめ
会社の昇格等のためにTOEICの点数が必要、もしくは日本国内で働くときにTOEICの点数でアピール、ということであればTOEIC L&Rを受けておけば十分でしょう。
しかし、国際的なビジネスマンを目指すのであれば、CEFRのレベルで英語力を表現したいですね。
その場合はTOEIC L&Rに加えてTOEIC S&Wを受けるといいと思います。
英語力を磨いて、国際化が進んだ世の中でも対応できるようにしていきましょう。
コメント