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働かなくてもお金が入ってくる方法ない?
楽な方法ではないけど、コツコツ時間をかけて不労所得を得た人もいるよ。
その人の話を聞いてみようか。
毎日毎日仕事をしていると疲れて、仕事をしなくてもお金が入ってくる不労所得を得たくなりますよね。
企業の株式を買って配当金を得る、という方法は不労所得を得る一つの有効な手段でしょう。
実際に今回紹介する人は、2021年に平均して月18万円以上の配当金を得ているそうです。
しかし、そこまでたどり着くまでの道は長く、厳しいものでした。
著者のように厳しい状況でも踏ん張れそうか、本書を読んで一度考えてみてくださいね。
概要
本書は2022年2月に株式会社KADOKAWAさんより発行された本となります。
著者のペンネームは「長期株式投資」さんで、2004年から株式投資をはじめ、およそ18年間の歳月をかけて、タイトルにあるように月18万円程度の配当金を得られるようになりました。
その18年間の日々がどのようなものであったか、その経験から何を学び、現在はどのような方針で投資をしているかを教えてくれる本ですよ。
この本を読んで考えたこと
順調な道のりではない
まず、短期間でこのような成績をあげることはできません。
暴落相場を何度も乗り越え、しかも暴落相場時にはあえて株を買い増すことで、現在のように企業業績がいい時に儲けがでます。
実際、2008年のリーマンショック時には、1200万円を入金していたのに、含み損が最大600万円程度になることもあったそうです。
あなたはこんな、自分が頑張って稼いだお金が半減するような状況で、株式投資を続けられますか?
しかし著者は、暴落時こそ買い時と考え、さらに資金を証券口座に追加していきました。
追加しても追加しても、株価が下落してどんどん証券口座のお金が減る、という状況で、です。
結局は、この暴落時に買っていたからこそ、その後の相場回復で含み損も少しずつ解消していったのですから、行動は正解だったのですね。
ですが、このような暴落時に慌てて売ってしまう人は、大損してしまう可能性が高いので、株式投資には向かないでしょう。
米国株 or 日本株
あなたが暴落時に買い増しをできる胆力を持ち合わせている人であれば、株式投資を考えてみてもいいかもしれませんね。
ただし、投資は自己責任ですから、しっかりと自分の頭で考えた上での行動をお願いします。
株式投資をする場合、米国株と日本株、どちらを選びますか?
著者は税金の面から日本株を選択しています。
これは配当金に関しては、米国株は米国と日本で税金が徴収されますが、日本株は日本でのみ税金が徴収されるからですね。
実際に配当金にかかるおおよその税金は、日本株では20%ですが、米国株では28%。
すなわち、日本株なら受取配当金等の8割が手元に残りますが、米国株では7割となってしまいます。
配当金が確実に1割減ってしまう、と考えたら、配当金狙いの投資は日本株の方がよさそうですね。
初心者が始めるなら
では、日本株を買い始めるときには一体どうしたらいいのでしょうか?
ここでは割愛しますが、本書の第6章では、著者がオススメする銘柄の紹介、7章では買い方の説明が行われています。
買い方の手法の1つとして1株投資(単元未満株)をSBIネオモバイル証券で行っている、という旨が書かれていますが、現在はSBI証券に経営統合されています。
ですから新しく口座を解説するのであれば、SBI証券がいいでしょうね。S株取引、というもので1株から購入できますよ。
暴落に買い増せる、と思っていても、実際に資産がどんどん減っていくのを見ると耐えられないかもしれません。
想像と現実は違いますから、やるにしてもゆっくりがいいかな、と思います。
この投資方法はゆっくり進めていくものですしね。
まとめ
今回は18年間かけて、何度も暴落で資産の減少を目の当たりにしながらも投資を続け、結果月に18万円程度の不労所得を得るようになった方の著作を紹介しました。
リスクを抑えた投資は爆発力には欠けますが、コツコツとやっていけば報われる可能性も高そうですね。
しかし、必ず成功するわけではありませんし、次の暴落でまた資産が半減することもあるかもしれません。
投資を始めるときは自己責任で、お金は余剰資金を使うようにしてくださいね。
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