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仕事を効率よくして、自分の時間を確保したいよ~
じゃあ、この本でビジネスマンに必要な基本スキルを学ぶのはどうかな?
仕事を効率よくできれば、時間の使い方の幅が広がりますよね。
余った時間を趣味の時間にする、家族サービスの時間にする、スキルアップの時間にする、などなど。
でも、そのためにはまず「効率よく仕事をこなす」方法を覚える必要があります。
仕事の種類によって必要となるスキルに差はあると思いますが、基本は共通ですよ。
本書はその基本的な力を学べる本です。基本を身につけて、自由な時間を確保しましょう!
本の概要
2022年にディスカヴァー・トゥエンティワン社から出版された本です。
著者は京都大学法学部卒業し、東京銀行などに勤めたのちに独立、
現在経営コンサルタントの会社を経営している方ですよ。
著者は著作物を多数刊行しており、文章を書きなれているのか、本書も読みやすかったです。
この本から学んだこと
関係し合う11の力
基礎力は大きく2つ、「思考力」と「実行力」に分かれます。
しかしそれでは括りが大きすぎるので、思考力を5つ、実行力を6つの力に分解し、計11の力としました。
とはいえ、各々の力は独立しているわけではありませんよ。
例えば、「勉強力」を鍛えるためには学び続けること(「習慣力」)が必要ですし、
「発見力」と「発想力」には共通する部分もあります。
全体を一言でまとめると上記のようになりますが、あなたが足りない力はどこでしょうか?
今回は読書力と人間力についてまとめますね。
5つの読書法
本書曰く、読書には「速読」「通読レベル1」「通読レベル2」「熟読」「重読」の5つがあるそうです。
5つの読み方をまとめると、ざっくり以下のようになります。
速読…要点の拾い読み(短時間で情報を得たいとき)
通読レベル1…全体を通して読む(小説や軽めの本、自分が精通している内容の本向け)
通読レベル2…じっくりと読む(少し専門的な本、自分が知らない知識を得る場合の本向け)
熟読…他人に説明できるくらい、知識をしっかり増やすように読む(深めたい知識が書かれた本向け)
重読…良い本を繰り返し読む(古典や、人生論の本向け)
あなたが今手元に置いている本は、どのレベルで読む本でしょうか?
例えば、私からしたら本書は通読レベル2で読む本でした。
どの読み方で読む本かというのを意識すると、読書にかける時間を減らして知識を増やすことができるかもしれませんね。
人物力の基本12要件
「あの人はひとかどの人物だ」と言われるような人は、次の12の性質を持っているでしょう。
気配りができる/ 前向きに行動する/ 妥協しない/ 包容力がある/ 見栄をはらない/ 安心感を与える
決断力がある/ 動じない/ 謙虚/ 優しい/ 責任感が強い/ 他者を大切にする
あなたの記憶の中にいる「尊敬できる人」は、このような性質を持っているのではないでしょうか?
それは現実の人でなく、小説の主人公だったり、漫画の登場人物だったりするかもしれませんね。
もしあなたが他者からの尊敬を得たいのであれば、この12の性質を極めるといいでしょう。
そして尊敬は他者の行為ですから、これができているかの評価もぜひ他者にしてもらってくださいね。
まとめ
本書ではビジネスマンに必要な基本の力として、11の力があげられていました。
各々の力は、それだけでも1冊の本が書けてしまうほど、中身の濃いものです。
ですから、この本だけを読んですべてをマスターするのは難しいでしょう。
とはいえ、木を見て森を見ず、とならないように、一番初めに全体像を把握しておくことは重要だと思います。
本書を読んで、あなたがレベルアップさせたい力が見つかったら、ぜひ巻末付録のオススメ本を読んでみてください。
小さな1歩を積み重ねていれば、気づいたときには大きくレベルアップしていますよ。
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