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小説を書くコツを教えてくれる本「プロだけが知っている小説の書き方」を読んだまとめと感想

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小説を読んでいると「自分も書いてみたい」と思うことはありませんか?

しかし、実際に書こうとすると「ネタがない」「短くなってしまう」「キャラが動かせない」など、色々な悩みが出てきますよね。

今回は、そんな小説を書こうとするときに出てくる悩みに、プロの小説家が答えてくれる本を紹介します。

本記事だけでは細かい部分までは紹介しきれないので、興味を持った方はぜひ1度本書を手に取ってみてくださいね。

概要

本書は2022年に飛鳥新社さんから出版された本です。著者は森沢明夫(もりさわ・あきお)さん。

内容は大きく次の5つに分かれています。

STEP1 ネタを考える
STEP2 設定を考える
STEP3 プロットを考える
STEP4 原稿を書く
STEP5 推敲する

この5つのステップでよく出てくる悩みに、森沢さんが答えてくれますよ。

また、章の間に書かれているコラムも、とても興味深いものでした。

今回の記事では、STEP1とSTEP2で記憶に残った点、コラムで記憶に残った内容を記していきますね。

小説家は人生経験が重要

ネタを考えるとき、キャラを考えるとき、小説の舞台を考えるとき…

それらのときに、あなたの経験が非常に役に立ちます。

辛い経験はネタになる

ネタを考えるときは「人生で辛かったことは何だ?」と自問自答してみてください。

そこから成長したあなたの経験は、十分に人を引き付けるネタになりますよ。

加えて、体験したことはとても具体的ですから、他の人が想像で書くものに負けないでしょう。

どうしてもそういう経験がない場合は、友人に聞いてみたり、SNSなどで調べてみてください。

きっとたくさんのネタ(苦しみ)が見つかるでしょう。

それをどう料理していくか、それがあなたの腕の見せ所です。

人生で辛いことがあっても

「小説のネタになる!」と前向きに考えることができる

こう考えられると、人生の辛いことも楽しめそうだと思いませんか?

多くの人に会ってみる

経験がネタになるように、あなたがあった人が、あなたの小説のキャラクターのモデルに使えます。

あなたも、漫画や小説に出てくるキャラクターに魅かれたことは多いのではないでしょうか?

キャラクターを魅力的にするために、著者は

主人公であればA4用紙1枚、サブキャラであればA4用紙7割程度を埋められるだけ、

設定を考えているそうですよ。

キャラクターの生い立ちから長所・短所、癖など、事細かに決めていきます。

本編で使わないようなところまで考えて、キャラに深みを持たせます。

さて、あなたはこれだけキャラクターの設定を深堀りできますか?

あなたと同じ年代のキャラクターを書くときは、そこまで苦労はしないでしょう。

あなた自身の特徴を入れてもいいですし、友人の特徴を入れてみてもいいでしょう。

しかし、あなたが全く関わったことがない人の特徴を取り入れてキャラクターを書くことは難しいのではないでしょうか?

幼稚園児を主人公にしようとしても、身近に幼稚園児がいなければ、リアルな幼稚園児の想像は難しいですよね。

様々な年代の人と会ってみたり、自分と違った趣味の人と会ってみたり、

街に出て人を観察してみたり、色々なイベントに参加してみたり。

そうして、知っている人の幅を広げてみてください。

そうすることで、あなたの小説に出てくるキャラクターの幅は大きく広がるでしょう。

街をよく見てみる

小説の舞台にする場所は、あなたの頭の中でイメージができるといいでしょう。

例えば地図が書けたり、頭の中に映像が浮かんでくるレベルだといいですね。

今まで訪れたことがある場所をつなぎ合わせて、一つの街のイメージを作ってもいいでしょう。

ここでもやっぱり、あなたの経験が活用できますよ。

いつでも資料として使えるように、「いい!」と思った街並みは写真で撮っておくといいかもしれませんね。

小説家はいつからでも目指せる

現在の日本社会では、会社員であればずっと会社員を続けている人の方が有利と聞きます。

途中で独立していたり、ブランクがあったりすると、なかなかいい条件では就職できないイメージがありませんか?

しかし、小説家は違います。

著者も「編集者」→「フリーライター」を経て小説家となりました。

そして、上述したように、小説家は経験が活きる職業です。

最近では「なろう系小説」のアニメ化も多いですし、小説を投稿するサイトもたくさんあります。

小説家になりたいのであれば、お金を稼ぐために仕事をしながら様々な経験を積み、

それを活かして1つ作品を書きあげてみる、というのがいいのかな、と思いました。

意外と重要なこと

体を鍛える・整える

小説家は机に向かって執筆をしているお仕事ですね。

一見すると動かないので、体力なんて必要ない、と感じるのではないでしょうか?

しかし、動かければ体が凝ります。

肩こりや腰痛に苦しみながら、執筆作業に集中できますか?

執筆作業に集中するためにも、体を鍛えたり、ジョギングをしたり、ケアすることが大切ですね。

著者はジムで筋トレをしているようですし、有名な村上春樹さんも走っています。

小説家を目指すのであれば、長時間の執筆作業に集中できる身体づくりも大切にしてくださいね。

有名になる

「いい作品が書けた」=「出版してもらえる」とはなりません!

著者は無名のころに「大御所レベルで書けているけど、売れないから出版できない」というようなニュアンスの事を言われたそうです。

これは、あなたがどうやって小説を選ぶかを考えたら理解できるのではないでしょうか?

作者が有名だったり、何かの賞を取っていたり、そういう作品を選びますよね。

ですから、小説家になるにはあなた自身の知名度を上げる必要があります。

小説投稿サイトに作品を投稿したり、noteで作品を書いてみたり、出版社が主催する賞に応募したり。

あなたの名前が売れれば、無名の頃の作品も売れるようになるでしょう。

最近でも、東野圭吾さんの30年ほど前の作品が映像化されましたからね。

いい作品を書きあげる以外にも、どうやって知ってもらうか、にも考えを巡らせてみてくださいね。

まとめ

小説家はあなた自身の人生経験を活かすことができる仕事です。いつからでも目指せます。

本書を読めば、小説を書いてみるときに出てくる悩みの多くを解決することができるでしょう!

しかし、実は体力が必要であったり、知名度が必要であったりと、技術以外の点もおろそかにできません。

本気で小説家を目指すなら、ぜひ小説家の人たちについても知ってみてくださいね。

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実際の生活はどうなっているのか、ぜひ合わせて読んでみてくださいね。

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