我が家はDWE(ディズニー英語システム)を契約し、子どもたちに英語に親しみを持ってほしいと思いました。
しかし、今でもその決断が正解だったのかわからず、おうち英語で英語力をあげた人の話を調べています。
今回読んだのはこちらの本。
3ナイ主婦と言いますが、私がDWEに求めていたものをすでに持っている主婦でした。
最低限の英語はできる
主婦は「学歴がない」「高卒です」と始まりますが、本当に全く英語ができないわけではありません。
主婦は英検準2級保持者
主人公の主婦は、趣味で英語を勉強し、英検準2級に合格しています。
ざっとネットで調べてみると、合格率は36%、100人受けたら64人は落ちている、ということですね。
試験のレベルは高校中級レベルとありました。
ここから考えるに、英語は苦手だけど好き、というタイプの人なのでしょうね。
あなたは英語は好きですか?
英語が好きでない場合、おうち英語でこどもに英語をなじませるのは難しいかもしれません。
英語で語りかけ
本書の中で、私が「なるほど」と思ったのは、「英語を特別なものとしない」という視点でした。
ですから、子どもにかける言葉は日本語だったり英語だったり。
ただし、英語と日本語といっても、ルー大柴さんのような形ではありませんよ。
英語の時はすべて英語、日本語の時はすべて日本語、外出先でも子どもに語り掛けるのは、基本英語。
発音は、英語の動画やアニメ、歌を聞かせている間に治ると考えたのか、ガンガンへたくそ英語でも話しかけたそうです。
こうして、子どもに「英語で会話することは普通のこと」と認識させたのでしょう。
環境に恵まれていた
私がDWEを契約した一番の理由は、英語で遊べる&遊ぶお友達ができる、というところでした。
しかし、この主婦は両方とも身近にあったようです。
英語で遊んでくれる先生がいる
カナダ人の男性が行っている個人経営の塾に通い、幼い子どもと英語のみでマンツーマンで遊んでもらったそうです。
こういった場を見つけるのは非常に難しいでしょう。
実際著者の主婦もこう言っています。
小学2年生に上がる時、私たち家族の引っ越しを機に、この教室をやめました。それ以来、英語教室には通っていません。いろいろ探してみたけれど、私の希望をかなえてくれる教室は、その後一つも見つかりませんでした。
主婦ブロガータエ, 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話, 朝日新聞出版, 2014, p.135
もしこのような英語塾を見つけることができるのであれば、おうち英語の方が安くていいですね。
なお余談ですが、DWEにはマンツーマンでこそありませんが、オンラインイベントなどで英語で遊んだり、Let’s Playなど英語で遊ぶ教材もあります。お高いだけあって、よく考えられているな、と思いました。
英語で遊べる友達がいる
やっぱり同年代の子どもと遊ぶ時のほうが、親と話すときよりも生き生きとすると思っています。
英語が堪能な友人に「子どもに英語を話させたいと思ったら、どうしたらいい?」と聞いた時の回答も「英語で遊べる友人を作る」でした。
このような友人、あなたは身近にいますか?この息子くんにはいたようです。
このように書かれています。
息子には、手加減なく英語で話しても通じ合える同年代の友人がいました。
主婦ブロガータエ, 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話, 朝日新聞出版, 2014, p.148
羨ましい限りですね…。
なお、英語が下手な子と遊ぶと、その下手な英語を学んでしまうようなので、相手の英語力も重要です。
あなたは自力でこのような相手を見つけられますか?
なお、余談ですがDWEにはCAP制度があるため、相手の英語力がわかりやすく、イベントなどで友達になれるので、環境がつくられるのかな、と思いました。
DWEのイベントに関しての記事は、このブログ記事の最後にリンクを貼っておきますね。
非常に努力していた
親も非常に努力していたようです。なお、これはDWEで英語を学ばせようと思ったときも同様ですね。
家庭ではほぼ英語
英語学習ばかりをさせて、日本語がおろそかになっては本末転倒、と考えていたようで、しっかりと日本語での語り掛けも行っていた、と著者は言っています。
しかし、傍から見ていた旦那さんの意見は違うようで、息子くんの英語学習について次のように書かれていました。
家の中での圧倒的な英語量やと思うんです。(中略)
仕事が終わって家に帰ってくると、2人は英語で話していて、テレビも英語。CMが入らないように編集されているから、一切日本語はなし。休みの日に車でどこか行くときも、英語の朗読やら歌のCDが、ずっとかかっている状態。
主婦ブロガータエ, 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話, 朝日新聞出版, 2014, p.184
これだけのことを飽きずにやらせられるか…。
DWEの場合は、週末のイベントなどで「この歌を歌うよ」と言われるので、そのイベントに向けて歌を覚える、などのメリハリが効きます。
また、毎週・毎月見られる動画も一部変わるので、英語で見るものにも困らないとも思いました。
お高いだけあって、よく考えられているな、DWE、と思いました。
日本の話題がおろそかに
おうちでは英語ばっかりなので、アンパンマンなど、日本の有名なアニメ等は知りませんでした。
ですから、次のような問題も発生するのですよね。
イベントでつまらない思いをしたり、友人にアメリカのアニメの話をしてもわかってもらえなかったり、ということがありました。
主婦ブロガータエ, 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話, 朝日新聞出版, 2014, p.122
これを気にしないお子さんでしたらいいかもしれませんが、気にしてしまう子であれば辛いでしょうね。
そういう意味ではDWEを介してできたお友達は、みんな共通の話題を持っているので話がしやすいかもしれませんね。
まとめ:お金を取るか、時間&運を取るか
本書を読んで思ったのは、DWEはお金がかかるが、環境を含めてセットになった教材で、しっかりやればみんな同じ効果が期待できる。
著者は、お金はかけていないが、時間をかけ、かつ運やお子さんの性格にも恵まれれば達成できるものでしょう。
どちらがあなたに向いているものでしょうか?
お金も時間も大切ですから、ぜひよく考えてみてください。
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DWEはただの英語教材ではない!!
「DWE(ディズニー英語システム)=高い英語教材」と考えられている方がほとんどかと思いますが、真価はそこではないと思います。
あの教材の真価は「環境」なんですよね。
ただし、イベントに参加するなどすると、追加で数千円のお金がかかりますから、教材だけでいっぱいいっぱい、という人にはオススメできません。
まだ私も始めたばかりで知らない部分もあるかもしれませんが、こちらの記事でざっくりとDWEのメリットについてお話しています。
良ければ読んでみてください。
DWEのイベントに参加してみた感想
DWEでは、英語のアウトプットの環境として週末イベントを開催しています。
今回はそちらに参加した話を書いてみましたので、良ければ読んでみてください。
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